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平成29年3月に「夕張市財政再生計画」の抜本見直しを実施してから、夕張は財政再建と地域再生の両面で前進することができるようになりました。
令和元年度中に拠点複合施設が供用開始となるのを皮切りに、認定こども園の建設や市立診療所の移転改築など、財政破綻以来、取り組むことのできなかった新たな公共施設の建設が進んでいくことになり、目に見える形で地域再生を実感できるようになるでしょう。
しかし、重要なのはこうした新たな施設を建設することではなく、こうした施設を有効活用し、市民生活をより豊かにすることであると考えます。
そのために、今、夕張が取り組まなければならない最大の課題は『人づくり』です。
令和元年5月に、夕張市の人口は8千人を下回りました。最盛期の15分の1にまで人口が減少しています。そして、高齢化率は51%を超えています。人口減少率、高齢化率において夕張市は全国の都市でトップランナーとなっていますが、こうした状況を悲観するだけでは何も変わらず、町は疲弊するばかりです。
炭鉱町夕張の誇らしい伝統である「一山一家」の精神で、まちづくりに取り組んでいくことが、夕張の真の自立に必要であると私は考えます。